【体験談】Microsoft 365からGoogle Workspaceへ移行。僕がGeminiという「AI相棒」と「年8.5万円の節約」を手に入れた話

Microsoft 365とGoogle Workspaceの選択に悩む日本人男性。ライトブルー基調の静かな作業空間で、2つのクラウドサービスのロゴを見比べながら考え込む姿。Lofi系の淡い塗りと落ち着いた線画で描かれた、比較と決断を象徴するイラスト。
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なぜMicrosoft 365を解約?50代の僕がGoogle Workspaceへ移行した真意

鈴木ヒロミツって覚えてますか?

私と同年代の方なら、ぽっちゃりしたコミカルな三枚目の脇役の役者さんとして、昭和のTVドラマなどで良くお見かけしていた筈です。当然子供の頃の私は何の疑いもなく役者さんだと思っていたのですが、実はこの方元々はグループサウンズ全盛期の60年代にザ・モップス(The Mops)というバンドのボーカルとしてデビューした、ミュージシャンなんですよね。まぁこれ自体はショーケンしかり岸部一徳しかり昭和の芸能界ではよくある話なので、知った時も対して気にも留めていなかったのですが、ある時ふとしたきっかけでザ・モップスの曲を聴く事になりました。それが、過去のあまり有名では無いがちょーかっこいいサイケデリック・ロックやガレージロックバンドを発掘して紹介するコンピレーションCDとして(一部で)有名なナゲッツ(Nuggets)です。

このナゲッツは、英米中心に世界中のバンドの曲が多数収録されているBOXセットのシリーズなのですが、その中で唯一日本のバンドとして収録されているのが鈴木ヒロミツ率いるザ・モップスのアイ・アム・ジャスト・ア・モップス!全編英語で歌われるこの曲は、そこらのバンドが裸足で逃げ出すくらいサイケデリックかつ本物感あふれるガレージサウンド。知らずに聞いたらとても日本のバンドとは気付けません。この曲を初めて聞いた当時(2001年かな?)、私は「鈴木ヒロミツってこんなかっこよかったんだ!」と、それまでの役者のイメージとのギャップに非常に驚きました。

そして今改めて思うのが、こんなにかっこいい曲作れるのによく役者に転身する決心が出来たなぁ、ということ。私がヒロミツだったとしたら、自分のミュージシャンとしてのポテンシャルを諦められず、(どんなに売れなくても)一生バンドにしがみついていたでしょう。しかしヒロミツはあっさりと(か分からないけど)役者に転身し、その道でもしっかり己の存在感を発揮して大活躍しました。さすがヒロミツ。一つの道を頑なに突き進むのも男なら、過去の栄光に囚われること無く変化を受け入れるのも男です。果たして、私はどちらの男になれるのでしょうか?

という事で、今回は過去の栄光(Microsoft365)から新たな環境(GoogleWorkspace)に軽やかに転身したお話です。先入観にとらわれず新しい環境に身を置くことで、私は作業効率と質を上げることが出来ました。

最初の選択ミス?僕が慣れたMicrosoft 365に固執した理由

そもそもデスクワークで使用する文章作成や表作成、資料作成などのPCソフトとして日本で圧倒的なシェアなのがMicrosoftOffice。私も仕事でPCを使うようになった数十年前からワードやエクセル、パワーポイントを常に使用しています。なので、独立する際にも、圧倒的に慣れているこれらのソフトを使用しようとMicrosoft365BusinessStandardを契約しました。

また、折角ならAIも業務に取り入れて有効活用したいと、その頃(2024年)から提供が始まったMicrosoftCopilotの有料版も同時に契約しました。これで当時最先端の作業環境を取り入れようとしたんですね。

なぜGoogle Workspaceも契約?僕がツール「二刀流」を始めた3つの理由

そして、クラウドのビジネス環境を構築する際にMicrosoft365とよく比べられるのがGoogleの有料サービスであるGoogleWorkspace。私はと言うと、GoogleWorkspaceも同時に契約しました。一見無駄に思えるこの行動、何故かと言うと、

メールサーバーとして使いたい

独自ドメイン(@屋号)のメールを運用するためのサーバーです。勿論Microsoft365でも運用可能ですし実際当初はそうしようと思っていたのですが、プライベートでGMailを使用している事もあり、仕事用もGMailのインターフェイスで運用したいなぁと考え直しました。管理画面もGoogleの方がシンプルで分かりやすそうなので、それだけ仕事に集中出来そうですし。メールサーバーの設定って判りづらいですもんね。これもいつもの通り、なんかごちゃごちゃイジってたら設定出来ちゃいました。

カレンダーやスケジュール管理に使用したい

これもプライベートで使い慣れているのが大きな理由です。それと、Googleのサービスって基本クラウド上でどのデバイスからもアクセス可能って考え方なんで、やはりPCの故障など万が一の事を考えるとGoogleの方が素早くリカバリーして業務に復帰できます。これもフリーランスには重要なポイントです。

世間で評価の高いGoogleツールへの好奇心

サラリーマン時代には会社から貸与されるPCにOfficeアプリが入っていたので、Googleドキュメントやスプレッドシートを使用する機会は限定的でした。なので正直あまり使いやすくないなと感じていたのですが、せっかく自分で選べる状況になったので、どんなもんかもう少し試してみようと思いました。すでに世間では結構使われてましたしね。

と、こんな理由でGoogleWorkspaceも同時に契約することにしました。無料のGoogleアカウントではメールサーバーとして使用出来ませんからね。

開業当初の使い分け:Microsoft 365とGoogle Workspaceの併用時代

まとめると、開業当初のタスク毎の各サービスの使い分けは下記のとおりです。

Microsoft365BusinessStandard

  • 表計算(Excel)
  • 文章(Word)
  • プレゼン(PowerPoint)
  • ファイルサーバー(OneDrive)
  • ビデオ会議(Teams)
  • 生成AI(Copilot有料版)

GoogleWorkspace

  • メール
  • スケジュール管理
  • アドレス帳
  • 写真フォルダ

こんな構想でスタートしました。要するに、新しい使用方法覚えるのも面倒なので極力慣れている環境でスタートしようって事ですね。そこから(大して仕事してないものの…)1年半たった現在、下記様な使い分けに変わっています。

1年半後の決断:Microsoft 365を捨てGoogle一本化へ

Microsoft365BusinessStandard+Copilot

解約満了次第解約予定

GoogleWorkspace

  • メール
  • スケジュール管理
  • アドレス帳
  • 写真フォルダ
  • 表計算(スプレッドシート)
  • 文章(ドキュメント)
  • プレゼン(スライド)
  • ファイルサーバ(Googleドライブ)
  • ビデオ会議(Meet)
  • 生成AI(Gemini Pro2.5)

という事で、Googleに全乗っかりしています。Microsoft365は現時点でほぼ使っておらず、(年契約なので)次の契約更新で解約予定です。一体この1年半に何が起こったのでしょう?

OneDriveからGoogleドライブへ。13GBのファイル移行で注意すべき点

まずGoogleWorkspaceへの移行ですが、各アプリに関してはそのままGoogleのアプリを使い始めればOKです。最初はやや戸惑う部分はありますが、基本的にはGoogleの各アプリの方がシンプルな作りなので、慣れれば問題ありません。なにか使い方が判らなかったら、Google謹製のAI(Gemini)に聞けば何でも教えてくれます。気をつけるのは下記2点。

注意点1:オフラインでの使用には設定が必要

Googleのアプリは基本的にオンラインのGoogleChrome上で動かす仕様です。もしオフラインで使用したい場合はGoogleChromeの機能拡張で対応出来るようです。私は今のところビジネス上の引きこもりなので関係ありませんが。

注意点2:OneDriveからのファイル移動はひと工夫必要だった

私が元々OneDriveに保存していたファイルは約3000個、容量で13GBほどでした。大した容量では無いのですが、それでも下記に書いた様な「Googleのファイル形式に移行しながらのアップロード」だと結構な時間(数時間)がかかりました。Windows上でGoogleドライブアプリを使用して、OneDrive(エクスプローラー)からコピーしようとしたのですが上手く行かず、結局一度SDカードを経由して「OneDrive→SDカード→Googleドライブ」の順でアップロードしました。これはPCの環境などにもよると思いますので、参考程度に。まぁ最初の1回だけですから、焦らず作業しましょう。

僕がGoogle Workspaceへの移行を決めた3つの理由【CopilotとGemini比較】

理由1:AI相棒の進化(CopilotよりGeminiが優秀だと感じた)

上記の記事のようにチャットGPTが騒がれ始めた頃は、他のAIとチャットGPTの性能差が大きいイメージも有り、そのチャットGPTをベースにしたMicrosoftのCopilotにアドバンテージを感じていました。しかし今現在ではGoogleのGeminiがかなり高性能に思えます。私の所感ではCopilotよりGeminiのほうが自然に会話できますし、指示の本意を汲み取る能力に長けている印象です。しかもGoogleWorkspaceを契約していればGeminiに関しては別途課金しなくても、2.5Proという現状での最上位グレードをほぼ業務上支障が出ない位使い倒すことが出来ます。そして、このGeminiの進歩が次の理由に大きなアドバンテージをもたらします。

理由2:GoogleドライブとAIの連携が「理想の書斎」を実現した

GoogleドライブにあるファイルをGeminiで要約したり選別したり出来ます。要するに保存してあるファイルを全てアーカイブ化して活用できる訳です。例えば「Geminiよ!私のドライブ内から次の●●研修用の資料を作成するのに参考になりそうなファイルを選んで要約して!」てな事が出来ちゃうんです。

私も一応コンサルを名乗っているので、作成した資料やピッチは多々あるのですが、いちいち内容まで覚えていられません。でもGoogleドライブとGeminiが連携された事で、とりあえずファイルをぶっこんでおくだけで勝手にGeminiがアーカイブとして活用してくれます。これは私が独立当初描いていた「理想のAIの活用」に非常に近い状態です。現状のOneDriveとCopilotではこの環境はまだ構築できません。

因みにGeminiに参照させるには、MicrosoftOfficeのファイル形式(.docxや.xlsx)ではなくGoogleのファイル形式に変換してGoogleドライブに保存する必要が有るのですが、OneDriveからGoogleドライブにファイルをアップロードする際に、Google側の設定で「アップロードしたファイルをGoogleドキュメントエディタ形式に変換する」にチェックしとけば勝手に変換してくれます。簡単です。これで私の過去のMicrosoftOffice形式のファイルは全てGoogle仕様に生まれ変わりました。

理由3:NotebookLMが「自分だけの知見」をAIで資料化してくれた

更にそのAI活用を推進出来るのが、Googleの新たなAIサービスであるNotebookLMです。このアプリで上記のGeminiが調べたファイルを指定し、その資料を素にした新たな資料を作成することが可能です。要するに自分の知見をできるだけ沢山ドキュメントにしてGoogleドライブ内に保存しておけば、新たに作成したい資料を「自分の知見だけを素に」「ネット上に沢山存在する既存の資料をパクる心配無く」AIが作成してくれる訳です。

コンサルの業務の中で資料作成ってかなりの時間を取られてしまうタスクですが、それをAIが自分の知見をベースに作成してくれます。私は出来上がった資料を精査して完成させるだけ!これはかなりの作業効率向上に繋がります。夢に見たパーマンにおけるコピーロボットが現実になりつつ有るのです!

補足:Microsoft 365がオーバースペックだったという現実

そもそもWordもExcelもパワポも、己の未熟さ故簡単な使い方しか出来ていませんでした。いわんやそれ以外のアプリに至ってはほぼ使用していない…。要するにMicrosoft365BusinessStandardの性能の数万分の一しか使いこなしていませんでした。なもんで、今までの使い方ならGoogleのアプリに置き換えても特に問題が起きないのです。

そもそも慣れてるとかビジネス用途ならって先入観でMicrosoftのサービスを使用していましたが、冷静に考えて今の私にはほぼ継続する理由がないことに気がついたんですね。もしMicrosoftのアプリを使用しなきゃいけない状況になったとしても、Microsoftアカウントがあれば無料版(Web版)の簡易なアプリが使用できますし。私にはそれで十分そうです。

更にMicrosoft365BusinessStandardと有料版Copilotを解約することで年間約85,000円程(2025年現在)のコストカットが出来ます。これはでかい。

結論:50代フリーランスこそ先入観を捨て、業務効率化とコスト削減を

「ビジネス=Microsoft」というイメージから惰性で使用していたMicrosoft365ですが、改めて自分の作業環境と現在のGoogleサービスの内容を棚卸しする事で、環境の整理とコストカット、そして何より大幅な業務効率と品質の向上が達成出来ました。皆さんも今までの先入観に囚われず、改めて自分のやりたい事とそれが出来る最適な環境を調べ、棚卸ししてみましょう!

ではまた次回、お元気で。

今回の感想

まるで畑を求めて移動するイナゴの様だ

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