「長年の経験」だけでは食えない。50代の僕が十数万円払って“資格”という武器を買った理由

資格や肩書を整理・準備する作業空間。履歴書や証明書が並ぶ落ち着いたデスクのイメージ。
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なぜ資格や肩書が必要なのか?

この世に生を受けたからには、人間だれしも死ぬまでに一度はなりたいのが世界チャンピオン。チャンピオンベルトが授与されればなお良し。暫定チャンピオンや王者決定戦からのチャンピオンではダメです。ちゃんと現チャンピオンを倒してチャンピオンになりましょう。そうすれば紛れもなくチャンピオン。よしんばわたしが二位だったとしても世界一位です。

今回はそんな肩書の話です。肩書は自分の人となりを分かりやすく説明してくれる道具です。

資格の取得

マーケティングを考えた時

商売というのは、相手に有益な情報を届けなければお客様になってもらえないのですが、人間ってそう簡単にはいきません。同じ情報を提供したとしても、発信者によって聞き手の納得度・満足度が変わってきます。いわゆる「何を言うかより誰が言うか」という問題です。

例えば同じ「魚を塩焼きする時には焼く前に塩を振っておくと良い」というアドバイスでも、わたしが言うのとミシュラン三ツ星の日本料理店の板前さんが言うのでは、聞いた方の納得度が違います。人は話を聞く際に、話している言葉だけではなく「話している人物」「話している背景」「話している目的」「話し方や表情」等、色んな情報を読み取った上で理解や判断をしているからです。

提供する商品や情報・サービスがどんなに良いものだったとしても、まず最初に使って頂くためには「この人の言っている事は信用できそうだ」と思われないと、話を聞いてもらう事もままなりません。

そこでプレゼンの仕方が大切になるのですが、その手段として私はこれから事業を行う業界の固有の資格を取得しました。なぜ資格を取得したかと言うと、

資格取得のメリット

1.自分の持っている能力の証明になる

個人的には学歴・職歴・資格と本人の本当の業務遂行能力ってあまり関係ないと思うのですが、とはいえ自分が持っている能力を可視化して伝えるのは非常に難しい(1か月一緒に働けば理解してもらえるのでしょうが…)。なので資格を持っていれば最低限その資格を取得できるだけの知識・スキルはあると証明できます。

2.業務知識・スキルが身に付く

現場叩き上げの人ほど(私もです)業務の現場で資格は役に立たないと思いがちですが、それでも資格を取れば座学的な最低限の知識は身に付くはずです。全くのゼロから業務を覚えるよりも効率よく覚えられると思いますし、きちんと理論立って体系的に覚えた知識は、人に教える側になった時に重要になります。意外と馬鹿にできません。

3.業界の情報が手に入る

認定する団体によるでしょうが、有資格者にメールなどで業界の情報やイベント等のお知らせが届くことがあります。今後一人で仕事を行っているうちに業界の動向が判らなくなってしまわない様に、何らかのつながりは持っておきたいです。

4.そもそも資格が無いと仕事が出来ない

士業(弁護士・会計士など)の方や飲食店での食品衛生責任者や防火管理者など、資格を持ってないと開業すら出来ない業種もあります。否応なしに取得しないといけませんね。

私が取得した目的は上記1の理由が殆どです。コンサルタント業を始めるのに資格は必要ないのですが、だからこそ私の信用度を少しでも上げる助けになればと思っています。また、資格保持者だからこそ得られる情報などもあると思うので、自分の専門性を高める為に3の効果もバカにならないですね。

因みに、私の場合の取得する為のコストは以下の通りでした。

資格取得のコスト

  • 費用:十数万円
  • 勉強時間:20~30時間位

このコストは広告と業務スキル習得の為として割り切ります。これでわたしの信用度が少しでもアップするなら安いもんです。

結論

資格取得は、開業のタイミングから逆算して事前にスケジュールを決めましょう。取得にかかる費用や時間と試験の難易度は資格によってピンキリでしょうが、自分が何者かを証明するツールとして有効活用したいですね。

それではまた次回、お元気で。

今回の感想

資格・肩書はプロモーションのツールとしても重要。有効活用しましょう。

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