日本は「村社会」なんて言います。ネガティブな意味で使われる事が多い言葉ですが、庶民が旅行に行く事もほぼなかった大昔では生活も商売も全て村の中で完結していたとすると、村社会にもそれなりのメリットもあったのだと思います。所謂ローカルルールってやつですね。自分の意見を言えないのは困りますが、気の知れたコミュニティ内で満足しあえているのなら、外からごちゃごちゃ言うのも余計なお世話でしょう。
事業(ビジネス)で必ず必要なのが「事業用の銀行口座」です。全てが物物交換や現金のやり取りで成立するならいざ知らず、ほとんど100%の取引相手が口座取引していますから、わたしも素直につくります。ところでみなさん銀行と信用金庫(もしくは信用組合)の違いって知ってますか?ざっくり言うと
銀行と信用金庫の違い
- 銀行:一般企業と同様に営利目的・株主の利益を考える
- 信用金庫:地域の繁栄の為に活動する
という違いがある様です。何でも調べてみるもんですね。
今時は銀行で法人口座を開設するにしても(悪用しない様に)金融機関の審査がありますが、新しく設立する会社や個人事業主などは、なかなか審査に通らない様です。上記の銀行の立ち位置を考えれば、利益が出る(沢山預金してくれる)かどうかわからない新規企業の口座を開設したがらないのも理解できます。と言う事で、わたしは地元の信用金庫に事業口座を開設したいと考えました。まだ開業していないので口座を作る事はできませんが、まずは電話で「開業を検討しているので、融資等相談したい」旨伝えると、早々にお店に招いてくれて、担当者の方(3名も!)に面談していただきました。こっちが恐縮しちゃうぐらい親切です。結果、これから信用金庫さんとはうまくお付き合いさせて頂きたいと思っています。なぜか?
信用金庫のメリット
- 親身で優しい
-
上記の通り、何処の馬の骨かわからないわたしの様な人間にも、親身に対応してくれました(最低限簡単な履歴書や事業計画書は持参しましたが)。以前の記事のとおり、融資についても進んでアドバイスしてくれます。地元の経済を活性化させる事が活動目的ですからね。自治体とも連携されてたりますし、事業全般について何かと相談できる人が居ると心強いです。よろしく信用金庫!
- 口座開設・融資の審査が通りやすい(通りやすそう)
-
上に書いた通りです。まぁその分メガバンクの口座を持っていると信用度が上がる様ですが…。この辺は銀行と信用金庫の立ち位置の違いを考えると致し方ありません。お互いのマッチングの問題ですね。わたしは将来何十億円も稼げる予定はないので、信金さんにお世話になろうと思います。これで信用金庫の審査落ちたら目も当てられないので、見捨てないでね。
- 信用できる
-
”信用”金庫だけに ってわけではありません。信用金庫の立ち位置を考えると、わたしが損する様な対応をする理由がないからです。営利目的の企業だと優先するのは(顧客ではなく)自社の利益ですが、信用金庫の目的が地域の繁栄ならきっとわたしの繁栄を優先してくれる筈!なので。今後のお金にまつわる相談も躊躇せずどんどん行います。自分がよく知らない事は、信用できるプロに相談するのが確実です。ありがとう信用金庫!
銀行・信用金庫それぞれにメリットデメリットあるので、結局は自分に合うサービスを選ぶという当たり前の話なのですが、独立当初の個人事業主に合う金融機関は信用金庫で間違いないと思います。無理して最初からメガバンクに口座作らなくても、ゆくゆく向こうから口座作ってと言ってくる位仕事がんばりゃいいんです。
ではまた次回、お元気で。
口座は地域密着信用金庫で