独立1年後、僕は自分の「甘さ」を思い知った。50代、フリーランスの現実と生き残るための計画

開業前後の予定を整理する作業空間。カレンダーや手帳が並ぶ落ち着いたデスクのイメージ。
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なぜ計画的な行動が重要なのか?

1年間。12月。One year。Un an。Un año。


去年開業してからなんやかんや右往左往迷走困惑疲労していた間に、1年間ブログの更新ができていませんでした。そもそも去年(2024年)も4回しか更新してないんですよね。フリーランスになればスケジューリングは自分次第、どうせ最初は仕事もろくにないだろうし、ゆっくりブログでも書きながらぼちぼちやって行こう!なんて思っていたのですが、なかなか思い通りに行かないですねぇ。

全てを自分で決めるという事は全てが自分のモチベーションに依存するという事で、すなわち自分の弱さを思い知る事となりました。人間っていくらでも自分に言い訳出来ちゃうんですね…。皆さんどの様に自分を奮い立たせているのでしょうか?動画配信サービスやYouTubeを遮断する方法を考えねばなりませんね。ただその分拙いなりの経験は積んできたので、ぼちぼち書き進めたいと思っています。という事で今回は計画の重要性の話です。

計画の重要性

何はなくとも計画です。計画立てた運用はビジネスの基本です。フリーランスの責任は自分に帰結するとはいえ、仕事は仕事。最小限のリスクで最大限のリターンを目指す為にも計画は大事です。

「初めての起業で知らない事も多いし、どうせ予定通り行かないし」と言い訳して行き当たりばったりで行動するのは簡単ですが、上手く行かない事も想定しておくのも計画のうち。慎重かつ臨機応変に事業が行えるように様にする為にも、何をいつまでに行うか?を事前にスケジューリングしておきましょう。私が起業にあたりスケジューリングしたのは、主に下記の様なタスクです。

準備期間のスケジュール

当たり前ですが、開業するに当たって諸々の準備期間が必要です。どんなビジネスを誰に向けてどの様に行うか?必要な資金やツールはいつまでにどのくらい必要か?何か各所への申請や手続きが必要か?などなど、やらなければならないタスクを開業日から逆算してスケジュールを考えましょう。

当然計画通りに行かないことも多々ありますので、都度見直しながら進めて行きます。特に何らかの事情で開業日絶対に変更できないなら、予想通り行かなかった場合のバッファーも踏まえて慎重に計画しましょう。考えすぎて一歩も動けなくなってしまうのも問題ですが、浅はかな行動で後々後悔しないようにしましょうね。

仕事で使うツールの計画

今までもご紹介してきた通り、今どきのビジネスには色々なツールが必要です。もちろんビジネス固有の必要なツールも揃えなければなりません(事務所や店舗含む)。それぞれ手に入るまでにかかる期間は違うので、「いつまでに用意出来ていれば次の作業に支障が出ないか」から逆算して、取得するタイミングを決めましょう。私が用意したのは、下記のようなツールです。

  • eメールや自社サイトに使用するドメイン
  • eメールや自社サイトに使用するサーバー
  • 仕事で使うeメールアドレス
  • Officeソフト(Microsoft365&GoogleWorkstation)
  • CMSシステム(HubSpot)
  • 企業情報データベース(与信管理の為)
  • PC(プライベート用と分ける為)
  • スマホと携帯電話回線(プライベート用と分ける為)
  • 電話回線(IP電話)
  • カーシェアリング
  • ヴァーチャルオフィス
  • 業務委託契約書の雛形と電子契約サービス
  • 自分の業務で使用するツール(ドキュメントや資料)

他にも細かいものを上げるときりが無いですが、ざっくりこんな感じです。ネットを利用した今どきの電子ツールを利用するなら、そんなに手間もお金もかかりません。因みにランニングコストのかかるツールに関しては、あまり早く取得しすぎても使用しない期間のコストが無駄になってしまうので、必要になるタイミングに合わせて用意しましょう。

私はコンサルタント業なので仕事で使用する道具や材料は脳みそとPCだけで完結してしまうのですが、製造業や飲食業の場合、道具や材料の準備は大変ですよね。

お金関連の計画

お金は大事。身も蓋もない言い方すれば、お金を沢山持っているなら行き当たりばったりの運用でもなんとかなっちゃうかもしれません。

  • 資金集め
  • 銀行口座
  • クレジットカード
  • 融資申し込み
  • 助成金申請
  • 会計ソフト

開業届け提出後でないと手続きできないものが多いですが、事前にどのくらいの手続き期間が必要か調べておかないと、開業後のスケジュールに支障をきたしてしまいます。特に融資に関してはなかなか予想通りに進まないので、融資実行日は余裕を持ったスケジュールで予定しときましょう。

当然ですが資金は余裕を持って。「①開業に必要な金額+②ビジネスが生活費も含めて黒字になる期間までのビジネスの運転資金+③ビジネスが生活費も含めて黒字になる期間までの生活費」が必要です。特に③は余裕を持っておかないと、ビジネスを続けることが精神的にも物理的にも不可能になってしまいます。これは開業後に痛いほど実感します。いててて。

マーケティング・プロモーションの計画

これは非常に重要かつ正解がわかりにくいタスクです。しかし新たにビジネスを開始するなら絶対に避けては通れませんので、試行錯誤を繰り返しながら(PDCAですね)実行しましょう。

  • プロモーション用のSNSの準備と投稿
  • 自社サイトの作成と投稿
  • Googleビジネスプロフィール登録
  • Web広告
  • プレスリリース
  • 名刺
  • チラシ

いずれも自分で作るか業者に依頼するかで費用はだいぶ変わってきます。私はホームページは流石に作れないのでプロに依頼しましたが、名刺やチラシは自分で作成しました。Web広告(Google広告)も自分で設定したので、結果的にかなりミニマムな金額で準備できたのですが、これらは結果(集客)に繋がらないと全く意味がないですし素人作業は時間がかかるので、自己満足のハンドメイドにならない様に注意が必要です。個人的にはここの時間とお金を惜しむのは、得策ではないと思います。

公的機関などの各種登録の準備

これも手続きの手間やタイミングを良く調べてスケジュールを立てましょう

  • 開業届
  • 青色申告申請
  • e-Tax申請
  • インボイス登録
  • 国民健康保険加入
  • 国民年金加入

これらは開業後の手続きが多いですね。税金関連の手続き(税務署への届け)はマイナンバーカードとスマホがあるとオンラインで完結できます。

国保や国民年金は市町村の役所で手続きですね。公的な手続きも管轄する省庁?自治体?によって手続きの仕方が異なりますので要確認です。

結論

私の場合、結果的にそれなりに準備期間(1年程度)をかけて計画したので、開業にかかるタスクはそれなりにスムーズに消化できました。事前の調査と念入りな計画があれば、今の時代個人事業主の開業手続きは独力かつローコストで可能ですよ。

ではまた次回、お元気で。

今回の感想

時間+お金+計画=スムーズな起業

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