希望に満ちていた1年前の計画書は、赤字まみれの現実を突きつけました。笑うしかない失敗を認め、次の一手を探す僕の、正直すぎるドキュメンタリー
私は旅行が好きです。何なら出張ですらテンション上がります。ただ、その楽しさの半分ぐらいが「事前に計画立てる事」なんですよね。目的地はどこが良いか?ホテルは?現地に美味しいお店やお菓子はないか?安いルートで行くのか?早いルートで行くのか?等々。何時に出発してどこで何食べてどこ行って、としおりこそ書かないものの結構しっかりスケジュール決めます。
なので計画出来た時点で半分行ったつもりになっちゃってるんですよね。そうなると実際の旅行が半分「確認作業」になってしまいます。確認って予想通りで当たり前の減点方式で見ちゃうので、もはや盛り上がらないんですよ。自由とか偶然が旅の醍醐味の筈なのにねぇ。
今回はそんな旅行の計画以上に大事な事業計画書について、前回の記事に沿って計画と開業後の状況がどれくらい違うのか?の検証です。PDCAのC(check)の作業ですね。

超ひさびさに事業計画書見直します。融資してくれた関係各位に知られたら怒られる結果になるかも知れませんが、今後の改善に向けて歯を食いしばり正直に包み隠さず検証しないといけませんね。それでは事業計画書の項目ごとに見て行きましょう。
1.経営者略歴
嘘書いてないんでそのまま。前職の退社も予定通り。
2.創業の目的・背景
これも開業後に変わるものではありません。私思うんですが、面倒くさがりの人ほど正直になったほうが良いです。嘘つくと後から整合性取るのめちゃくちゃ面倒くさいですから。なので私は正直に生きてます。
3.市場・マーケティング分析
業界と日本経済の状況(労働力の減少や地方の衰退、DX推進)への考察を行いました。これも数年経って大きな変化が起きたわけではありませんし、特に見誤っていた所はないでしょう。敢えて言うなら、その市場の私が顧客と捉えていた中小企業に、私に対するニーズが有ったか無かったか?まぁ現時点で結論出すなら(赤字なので)無かった、になってしまうのでしょうか…。いやーでもなぁ…。
4.商品・サービスの概要
計画していたサービス(月契約のコンサルティングサービス)はまったく売れてないので、これも現時点では計画が甘かったと言わざるを得ません。ただ、「ディスカウント要求された」とか「別のサービスを要求された」とかすら無くただ単にどこからも引き合いが無いだけなんで(書いてて悲しくなったけど)、この時点で判断するのはちょっと悔しい。つまり商品の問題なのか「プロモーション/売り方」の問題なのか?をはっきりさせたい。男には負けるとわかっていても戦わなければならない時があるんです!
ただ、一つ反省するのは「商品のバリエーション」や「プロモーションし易い(売りやすい)商品」という目線で商品を考えていなかったな、と言うことです。売るものを自分目線でしか考えてなかったんですね。自分が売りたいものと相手が求めているものの違いをもっと深堀りすべきでした。まぁ最初から完璧に理解出来る筈もないんですが。
5.ビジネスモデル・販売戦略
これも4と一緒です。この2つが密接に結びついている、って腹落ち出来ていませんでした。「良いものはいつか誰かが見つけてくれる」ってバンド始めたての高校生が考えるような事思ってたんでしょうね。クソダサいですね。特にインサイドセールスに関しては「Web広告でも出せばいくつか問い合わせくるでしょ?」程度の認識でした。実際は全然インサイドしない…。
6.収支予測
「収」は1年目控えめにちょっと黒字、2年目以降4桁万円って書いてました。大笑いですね。一昨年の私に会えたら「ばーか!ばーか!お尻ペンペン」って盛大にディスってやります。ただ事業計画書ってプレゼン資料ですから、ずっと赤字ですなんて思ってても書けないんですけどね。まあこれが乖離するのはしょうがないでしょう。それにしても乖離しすぎですが。
「支」の方はちょっと色つけて書いてたんです。例えば購入する備品も必要な範囲で高めの物選んだり、広告費も多めに積んだり。なぜなら融資の金額がこの収支計画で決まるからです。100万しかかからないのに200万貸してくれる訳無いですからね。少しでも融資の額増やしたいなと思ったんです。なので支出は実は予定より少なく済んでます。このへんは下記の創業融資の記事で詳しくご報告してます。

7.資金
これも嘘ついてないのでそのまま。まぁ赤字なので自己資金は大いに減っています。因みに融資の金額も当初予想していた額より少なかったです。これも詳細は上記の創業融資の記事で。
8.事業初年度のスケジュール
これも大方予定通り進みました。各種契約事に関してリサーチ通りだったのと、何しろ暇で時間が有ったので。銀行や融資の手続きが予定よりちょっとだけ手間取ったぐらいかな。なにしろ起業してからこっち、忙しいという言葉を発したことがありません。VIVAスローライフ。
計画書に映し出された、甘すぎた自分
自分で作った計画って、後から見直すとちょっと恥ずかしいですね。という事は当時より知見が深まったとも言えるのかも知れませんが…。やはり前回の事業計画書作成の記事で書いた通りです。肝心の「3.市場・マーケティング分析」「4.商品・サービスの概要」「5.ビジネスモデル・販売戦略」に予定との齟齬が出ています。そして私があまちゃんな所は、その部分の検証と改善が遅いこと。自分なりに工夫改善しているつもりですが、改めて事業計画と照らし合わせてみると、もっとドラスティックに行動を起こさないと、と気付かされます。しかしどうやって?そもそも事業計画書作る段階で、自分なりに一生懸命考えたし。これ以上どうやれと?

僕の新しい「壁打ち相手」
とは言え立ち止まってもいられない。前回の記事で「事業計画には絶対に壁打ち相手が必要だ」と書きましたが、今の僕には新たな行動を起こす為の、新たなより強力な視点を持つ新しい壁打ち相手が必要です。そして、そのプランニングに最適なツールが最近出てきました。
GoogleGeminiDeepResearch https://gemini.google/overview/deep-research/?hl=ja
今までのAIは、AIの作成段階で学習した情報を基に回答を出していた為、どうしても回答内容に最新の情報を含めませんでしたが(事前学習した内容からしか答えが出せない)、DeepResearchは自律的に様々なリアルタイムの情報を検索し、今までのGeminiより高度な回答を出します。要するに最新の市場調査やその中での自分のビジネスの優位性など、それこそ高額なコンサル料払わなければ得られなかった様なレポートが作製出来るんです。
私はこれ使って自分のビジネスを検証し、立て直しを図る予定です。しかしこんなの出来たらそのうちコンサルタントって必要無くなっちゃいますね!…あれ?俺コンサル業だよな?大丈夫なのか俺?
ではまた次回、お元気で。
失敗に慣れるな

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