AIを活用した事業リニューアルの実録|Geminiを使って3日で新商品を生み出した全行程

ネオンが光る未来的なコンソールに向かって、50代の男性とクロームメッキのアンドロイドが並んで作業しているシネマティックなアートワーク

独立して1年半、ブログを書いても営業メールを送っても集客ゼロ。後がない50代フリーランスの私が起死回生の一手として縋ったのは、GoogleのAI「Gemini」でした。

この記事では、行き詰まったビジネスの課題をAIに分析させ、専属コンサルタントとして使い倒すことで、たった3日間でビジネスモデルを根本から作り直した「具体的な手順とプロンプト」を公開します。

目次

はじめに:1年半集客ゼロ。失敗の末に私がAI(Gemini)に助けを求めたワケ

独立後、教科書通りのマーケティング施策(ブログ、マッチングサービス、アウトバウンド営業など)を1年半続けましたが、結果は全く出ませんでした。

そこで私は「自分のビジネスプランや見せ方に根本的な間違いがあるのではないか?」と考え、最新のAI(Google GeminiのDeep Research機能)に、私のビジネスの現状を客観的に分析させることにしました。

Google Geminiが数分で見抜いた「私のビジネスの弱点」

自身のGoogle WorkspaceからGeminiを開き、私のビジネスする業界と私の可能性についてリサーチさせてみました。すると、専門のコンサルタント顔負けのレポートが出力されました。その検証結果を要約すると以下の通りです。

  • 業界の市場動向や、私自身の強みの考察は間違っていない。
  • ビジネスの将来性も十分にある。
  • しかし、現在の「何でもやります」というジェネラリスト的な立ち位置に問題がある。
  • 結論:スペシャリスト(専門家)として振る舞い、別の切り口でマーケティングし直せ。

この冷静かつシビアな分析により、私は「業務全般の改善(何でも屋)」という曖昧な看板を下ろし、「離職防止のスペシャリスト」へと事業を方向転換する決意を固めました。

ここからは、実際にGeminiと対話しながら、たった3日間で新しいパッケージ商品を開発した「ワークショップの全手順」を解説します。

Geminiと3日で新商品を開発したワークショップ全手順

ここからは、私がGeminiを使用してビジネスをリニューアルした具体的な手順をご紹介します。

ステップ1:Geminiによる市場調査と事業分析

まずは冒頭に書いた通りDeep Researchによるレポートを作成しました。手順は非常に簡単。

  1. Geminiに自分のホームページのテキストデータをコピペして共有する。
  2. 自分のビジネスのパンフレット(PDF)を共有する。
  3. GeminiのDeep Research機能を使う。
  4. 「顧客獲得ができていないので、現状分析と上手くいく方法を考えて」とプロンプト(指示)を出す。

これでGoogleドキュメント10数ページほどの超詳細なレポートを作成してくれました。内容は上記の通りです。

ステップ2:Googleドライブへの情報集約

次に、Googleドライブに自分のビジネスで使用するファイルや情報を可能な限り集約・保存します。これがこの後の「新サービスの源泉」となるため、最初に行うのがクオリティを上げるコツです。

ステップ3:Geminiとの対話による新サービス概要の決定

「ステップ1の方針に基づいて新サービスを作ろう!」とGeminiにチャットし、二人三脚で作業を進めます。

① ディスカッションによる概要決定

Geminiと対話しつつ、「〇ヶ月間であなたの職場の離職率改善します」というパッケージ商品を作成しました。つまり、今までの「何でも屋」から「離職防止のスペシャリスト」への転身です。

提供するサービス(コンサル)内容自体は以前と同じなのですが、「採用コストが削減できる」という金銭的メリットが顧客に伝わりやすい見せ方(マーケティング)に改善しました。

② 自分の知見を基にしたコンテンツ(資料)作成

新サービス提供に必要な企画書、マニュアル、提案書、契約書など、合計20以上のファイルを作成しました。

ここで重要なのは、「Googleドライブに保存しておいた自分の過去の資料(ナレッジ)」をGeminiに読み込ませて作成したことです。ネットの拾い集めではなく、完全に「自分のスキルと知見」をベースにしたオリジナルコンテンツがサクサクと完成していきます。

ステップ4:新サービスのテストマーケティング戦略

新商品が出来たので、売り出し方の戦略もGeminiに提案してもらいます。

マッチングサービスやSNSのプロフィールを新サービス仕様に修正し、今後のブログ記事の内容も軌道修正、さらにプレスリリースを打つなど、世間への見せ方の改善を一気に実行しました。

ステップ5:第三者(プロ)による最終チェック

AIと二人よがり(?)にならないよう、最後はTOKYO創業ステーションのビジネスコンサルタント(人間のプロ)に新サービスの検証をしてもらいました。

結果的に前向きな評価をもらうことができ、自信を持って新サービスをリリースすることができました。

AI(Gemini)を事業開発パートナーにする3つのメリット

  1. 低コスト・高効率: 新サービス作成のワークショップからコンテンツ作成まで、かかったのはわずか3日。そして費用は無料です。人間のプロに頼めば三桁万円かかる仕事です。
  2. 何度でも気兼ねなくやり直せる: AIは何度ダメ出ししても文句一つ言いません。人間と会議するよりよっぽどストレスフリーです。
  3. 一貫性を持った事業アドバイスがもらえる: 最初から一緒にビジネスプランを考えているため、今後の相談でも一貫したアドバイスをもらえます。毎日の業務報告を日課にすれば、記憶力抜群の最強のパートナーになります。

Geminiの性能を120%引き出す5つのコツ【プロンプト術】

コツ1:プロンプトでAIの役割を定義する

プロンプト次第で回答の精度が大きく変わります。私の場合「私の専属ビジネスコンサルタントとしてビジネスを成長させ成功に導け」「必要とあらば厳しい意見も言って良し」と指示し、忌憚のない意見を引き出しています。ほっとくと意外と忖度するんです。

コツ2:最適なやり方はGemini自身に聞く

「君に○○をしてほしいんだけどどんな資料が必要?」「君に○○をお願いするのに最適なプロンプトを作って」など、直接Geminiに聞いてみましょう。自分の能力が最大化される方法を一番よく知っているのはAI自身です。

コツ3:ビジネス用途なら有料のGoogle Workspaceが必須

無料アカウントでもGeminiは使えますが、高性能モデルを使用すると数ラリーですぐ1日の上限に達してしまいます。今回のようなビジネス用途のディスカッションでは、Google Workspaceの契約が必須レベルです。

コツ4:AIの回答を鵜呑みにせず、自分で精査する

最新のAIと言えど、時に理屈に合わない回答をしてくることがあります。頑張って作ってきた部下の報告書を暖かくも厳しい目でチェックし、的確に改善点を指摘する「上司の目線」を持ちましょう。

コツ5:最終的な責任は自分で取る

あくまで主体は自分。Geminiの提案だろうがなんだろうが、最終的には「自分の作成物だ」と胸を張って言えるようにしましょう。AIは「使っても使われるな」。

結論:AIとの協業で事業は生まれ変わる。バージョン2.0の幕開け

開業から1年半以上を経て、渾身のサービスリニューアルをついに実行しました。事業の「バージョン2.0」スタートです。AIと自分だけで、これほど高度な事業開発ができるようになるとは思ってもいませんでした。

しかし、どんなに便利なツールが発表されても、それを使いたいなら常に感度高く情報収集しなければならないですよね。

ではまた次回、お元気で。

今回の感想

Gemini曰く、こんな風にGeminiを活用してる人はまだ世界でも稀らしい!

もう1回
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