どうせ無理」は損!50代個人事業主が初めて助成金に挑んだ理由
サラリーマン時代、会社で受給していると噂に聞いていた「助成金」。しかしどの様に手続きするのか、貰うのにどんな条件があるのか、そもそも誰が管轄している制度なのか、よくわかっていませんでした。とは言え何やらお金が頂ける制度であることは理解していましたので、当然自身の開業時には「お得な助成金はいねぇが?」となんかしら申請しようと画策したものの、条件や申請書類のハードルの高さに躊躇し実行出来ずにいました。



そんな私も独立2期目に入った昨年末、ついに初めての助成金申請を行いました!今回はその顛末のご紹介です。結論としては、やってみると思いの外簡単。条件さえクリア出来るのであれば、やらねば損の制度です!
返済不要って本当?個人事業主が知っておくべき「助成金」の基礎知識
そもそも助成金ってどんな制度なんでしょう?簡単に整理すると以下のような条件でお金が貰える制度です。
- 運営している団体:公的機関(国、地方自治体など)や民間の団体(財団、企業など)
- 融資と違い返済義務がない
- 特定の条件や目的に基づいて支給される
- 申請が必要
- 採択制であることが多い(予算枠を超えてしまうと条件を満たしていても受け取れない)
- 指定された目的以外に使えない
ざっくり言うと「親切な人達が特定の目的用に経費を援助してくれる」って事ですかね。ならばぜひその援助を受けさせて頂きましょう!
狙い目は「自治体独自」の案件。10万円以下の助成金を選んだ戦略
そして、私が生まれて初めて申請した助成金は、以下のような内容です。
- 運営:地方自治体
- 助成金の目的:営業目的の経費(ホームページの作成・改修)
- 助成の限度額:補助率50%(実際に掛かった費用の二分の一)※ただしMAX10万円まで
つまり、下記の記事でお話した「ホームページの改修」の費用を半分助成金で補おうって寸法です。
この助成金は、自分の住んでいる自治体で事業用の助成金を調べていて発見したものです。他にも同様の助成金が東京都や商工会議所にも有ったのですが、一番申請書類が簡単そうだったのでこの助成金に決めました。後述しますが申請する金額が少額なので、あまり手間をかけたくないですからね。
審査条件は厳しくない?「住民税滞納なし」など申請資格のチェックリスト
出来るだけ優しそうな助成金を選んだものの、当然対象者の条件はありますのでクリア出来ていなければ申請すら出来ません。どんな条件があるかと言うと…
- 中小企業基本法で定める中小企業である(個人事業主OK) →中小企業専門の助成金
- その自治体内に本社がある →その自治体の住人向け
- 前年度の法人住民税と事業税を滞納していない →悪い人はダメ
- 対象の経費で、の助成金・補助金を受けていない →二重に支援を受けるのはNG
- 公序良俗に反する活動をしていない →悪い人はダメ
こんな感じ。まぁその土地に住んでいる善良な一般の中小企業なら殆どの方がクリアできる条件です。やはり人生真面目に生きていると最終的には得になる様に出来てます。あぁ良かった。
事業計画書は不要!「見積書」と「写真」だけで済む申請書類の実態
この手の手続き、一番ハードル高そうなのが書類の作成ですよね。いろんな証明書やら計画書やら作成する事になると、それなりに時間と手間が掛かります。これが面倒で助成金や補助金の申請に二の足を踏む方も多いのではないでしょうか?私もここが不安だったのですが、今回の申請に必要な主な書類は…
- 事業所の概要の説明:住所や連絡先、簡単な事業内容の説明
- かかった費用の概要の説明:ホームページ改修の目的などの説明
- かかった費用の見積書:かかった費用の証明
- 改修前と改修後のホームページのキャプチャー:実際に改修した事の証明
- 開業届の写し
- 納税証明の写し
と言ったところ。小難しい事業計画書や今回のホームページ改修についての説明がほぼ無かったので、書類の作成自体は小一時間で終わりました。キャプチャーや各写しの用意も面倒っちゃ面倒なのですが、私の場合各種申請すべて電子申請しているので、証明書類もPDFで保管されています。保管場所さえキチンと整理しておけばすぐに見つけられます。偉いぞ俺。
【申請手順】電話確認から窓口提出まで。役所とのやり取り全ステップ
それでは実際の手続きの流れを順を追ってご説明します。
Step1:まずは電話確認。窓口なら即日提出OKと判明
まだ自治体のホームページ上の情報しか見ていないので、先ずは自治体の窓口に電話して申請に関してのちょっとした疑問点と申請方法についての確認をしました。どうやら、手続き的には書類さえ用意できたら後はいきなり窓口に持って行って提出すればOKらしいです。あら簡単。
Step2:書類作成は雛形を埋めるだけ。所要時間は小一時間
申請する書類は自治体のホームページから雛形をダウンロードして作成します。その他上記の各証明書も既に手元にあるものをプリントアウトすればOKです。唯一つ面倒なのは紙で提出しないといけない事。電子申請に対応してくれるともっと楽なんですけどねぇ。今どき押印するよりマイナンバーカードと連携させた方がよっぽど不正防止できる気がするんだけど…。
Step3:いざ窓口へ提出。創業融資とは違いあっさり受理
書類さえ用意できれば後は提出するだけです。創業融資の申込みで訪れたあの懐かしの窓口に、1年半の時を経て再び舞い戻ってきました。

創業融資の申請では1回で受理されず窓口で突っ返されたのですが、今回はスムーズに受理してもらえました。あっけなく。審査の難易度にかなり差があるんですかね?多少覚悟していたのですが拍子抜けするほどあっさり終了です。
Step4:申請から2週間で「交付決定通知書」が到着
そして申請から約2週間後、自治体より承認の通知が郵送で届きました!早い!
Step5:最後の振込依頼。再び窓口へ行き手続き完了
その後、承認通知に同封されていた振込依頼書に必要事項を記入し、振込の申請をしました。当然これも窓口へ用紙を持参して提出です。けっきょく最初の申請時と今回の振込の申請と2回役所に訪問となりましたね。これもネット上で申請できればいいんですけどね。まぁこちらはお金貰う身ですので、わがままは言うまい
そして振込の申請から約1ヶ月後、無事助成金が振込となりました!これにて全手続き終了です!
期間は2ヶ月、金額は1.5万円。時給換算してはいけない「実利」の重み
- 掛かった期間:アクション開始から振込まで約2ヶ月
- もらった助成金:15000円(ホームページ改修費用3万円の50%)
まとめ:小規模な助成金こそ個人事業主の味方。まずは検索から始めよう
という事で、本当に本当にあっという間に簡単に手続き出来てしまいました。今まで助成金や補助金に漠然と「めんどくさいんだろうなぁ/ややこしいんだろうなぁ」と考えていたのが馬鹿らしくなるぐらいです。しかもこの助成金、回数に上限はあるものの年に複数回申請しても良いらしいのです。なので、今後もホームページを改修する際には同様の手続きを行えば「半額に」費用を抑えることが出来ます。こりゃありがたい。
勿論、他の助成金もこんなに簡単とは限りません。例えば(私が過去断念した)東京都の創業助成金などは、申請書に記載する事業内容などもより詳しく書かないといけませんし、その割に採択率もかなり低い(20%前後)らしいです。まぁその分助成する金額は(私が今回申請した助成金の)10倍以上なんですが。なのでぶっちゃけ採択までのハードルの高さは助成する金額によって上下するんだと思います。資本主義はシビアです。
ともあれ、事業にかかる経費を補助してくれる助成金や補助金。コスパに見合うものがあればぜひ申請してみて下さい。経費が抑えられるのは勿論、役所とのやり取り等、きっと今後の事業で役に立つ経験の一つとなるでしょう。先ずは何かの経費を支払う時に「この費用を援助してくれる助成金や補助金はないか?」と検索する習慣をつけてみては如何でしょうか?
ではまた次回、お元気で。
地域の皆さん、皆さんの税金を頂きました。ありがとう!

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