5本指ソックスに学ぶ多様性?50代フリーランスが「チームで働く」プロジェクトに挑むまで
5本指ソックスって履いたことありますか?
私はスポーツをやる時など足を踏ん張る状況になる時用に履いていたことがあります。なるほど履いてみると普通の靴下よりこっちの方が理にかなってる気がします。そもそも手袋だって指がバラバラのモノの方が手を動かしやすいですしね(ボクシングとMMAのグローブの違い)。むしろいままでの足の指って、普段靴の中に居るので存在を軽視されていたのかもしれません。ずっと靴下に押し込んで指に集団行動を強いていましたからね。実は普通の靴下ってこの多様性の時代に逆行している、指ハラスメントとも言える存在なのかもしれません。
今回は、そんなノーマル靴下のように色んな人が集まって1つの仕事に取り組む、ビジネスの場で言うところの期間限定の仕事(案件)、所謂「プロジェクト」に参加した際の様子をご紹介します。
もともと一人で活動したくて始めるフリーランスですが、そんなフリーランスが集まって(集められて)実行するアベンジャーズのような働き方もあるんですね。守秘義務もありますのでお話できる範囲で、赤裸々にお話しようと思います。
マッチングサイトのスカウトは本当?50代未経験フリーランスに届いた「最初の一通」
そもそもコネもツネも無い零細フリーランスの私が、なぜ「プロジェクト」に参加することになったのかと言うと、登録していた「フリーランス向けマッチングサイト」を通じてスカウトが届いたからです。コンサルティング会社も、案件にマッチした人材を探すために私が登録していたマッチングサイトを利用していた訳ですね。
直ぐに効果が出なくても色んなところに網を張っておくのって、やっぱり大事だと実感しました。


私にスカウトが来た時点ではまだ(コンサル会社側でも)案件の受注が確定前だった様で、私に声がかかってからスキルチェックの為のアンケートの提出や条件のすり合わせ、コンサルティング会社の担当者(所謂プロジェクトリーダーになる人)とのWeb面談を経て、正式に依頼が来るまでに約2ヶ月ほど掛かりました。
何しろ初めての体験なので、この期間が長いのか短いのかもよく解りません。「どうせポシャるだろう」位の気持ちで期待せず待っていたので、さして焦らされたという感じもなかったです。
【全貌公開】フリーランス向け「プロジェクト案件」の中身と、50代が飲んだ契約条件
肝心のプロジェクトの内容です。
1. 主催者:ファームではなく「プロデュース型」のコンサル会社
上記の通り、コンサルティング会社です。所謂コンサルファームみたいな会社ではなく、プロジェクトの内容に応じて人材を集めてサービスをプロデュースするスタイルです。こういった会社は最近増えている様ですので、フリーランスとしては将来こういったコンサル会社との協業も増えていくのかもしれませんね。
2. 作業内容:やりたかった「実務」への渇望と、リハビリの始まり
私の専門分野である業界で、業務を新たに立ち上げるクライアント企業に対し立ち上げのサポートを行うプロジェクトです。
内容的にはまさに私が個人として「依頼を受けたい」業務なのですが、残念ながらまだ私個人にこういった仕事の依頼は来ません…。愚痴は置いといて、独立後ちゃんとした「実務」を行う機会がめっきり減っていますので(=要するに仕事がない)、リハビリと力試しを兼ねて参加しましょう。
3. メンバー構成:リーダー+フリーランス2名の「アベンジャーズ」体制
実行部隊は、主催者であるコンサル会社の方(プロジェクトリーダー)とフリーランスの人材が私を含め2名の計3名でした。実務作業をフリーランス2名で行い、クライアント企業の対応やプロジェクトの管理をリーダーが行う体制です。私ともう一人のフリーランスの方で担当する業務の範囲を分けたので、特に共同作業をするようなシチュエーションはありませんでした。
4. 期間:2ヶ月の短期決戦。これが長いのか短いのかすら分からない
上記の様に業務立ち上げの支援という期間限定のサポートの為、2ヶ月ほどの短期間でした。と言うか過去プロジェクトってものに参加したことがないので、2ヶ月がプロジェクトの平均的な相場として短いのか長いのかもよく解ってません…。私的にはあまり長いのもちょっと息苦しく感じるので、このぐらいがちょうどよいです。
5. 提供する労働力・成果:週3日稼働の「準委任契約」に潜む罠
契約自体は準委任契約書で明確な成果や労働時間は記載されていないのですが、一応契約前の条件すり合わせの際に、提供する労働時間についての提示を受けましたので、週3日ほど稼働する事になります。週5日だと自分のビジネスに割く時間が無くなってしまうので、週3日なら私的にも問題ありません。
準委任契約なので成果も明確に約束している訳ではないのですが、その分「先方が何を求めているか?」を確認しながらプロジェクトを進めたので、ここが後々悩ましくなってきました。どうとでもなる約束って、自分にとって不都合な結果にもなり得るんですよね、当たり前ですが…。

6. 報酬:理想の数分の一。それでも「背に腹は代えられない」現実
肝心の報酬ですが、上記の目安の労働時間から時給換算で計算された報酬でした。正直、私が自分のサービスで設定している「1時間あたりの目安の価格」からすると数分の一程度なのですが、わたくしの現状を一言で言い表すと知ればまさに「背に腹」。しかもコンサル会社が間に入っているわけですから、私の報酬もそこそこで妥協しなければなりませんし、文句は言いません。
【悲報】週3日のはずが毎日10時間。準委任契約で「動くゴールポスト」に翻弄された理由
という事でプロジェクトに参加させて頂いた訳ですが、作業は思ったよりハードでした。当初想定していた「このぐらいの作業量で/こんなドキュメント(成果物)納品すりゃOKだろう」という自身の予想と、かなり乖離しました。
スタート前は、週1〜2日位の稼働で上手く立ち回ってやろうと邪な気持ちでいたのですが、始めてみたらまぁ大変。想像以上の資料の数や情報量で、特にプロジェクト開始当初は毎日10時間以上休みも取らず作業する日が続きました。もっとも別に作業時間や進捗に誰かからの指示があった訳ではなく、「ある程度作業終了までの道筋が見えないと落ち着かない」という私の性分のせいなのですが…。とにかくスタート当初は久々に忙しい日々を過ごしました。
また、上記に書いたようにプロジェクト開始前に「明確な成果物の約束」がなかった分、こちらからどんな成果やサービスを提供すればよいのか?見極めるのも難しかったです。期間中にクライアントからの要望が何度か変わってしまって…。ゴールポストが動きまくってる感覚でした。しかも私(フリーランス)からしたらコンサル会社とクライアント企業、2つのお客様に対処している状態ですしね。
このあたりは今後私個人で契約を結ぶ場合にも気をつけないといけませんね。「成果を約束する重荷」と「成果が曖昧な故に先方に都合よく使われるリスク」のバランスをとらなければなりません。そういった意味で今回は良い経験が出来ましたし、プロジェクトを管理するリーダーの重要さも認識しました。でも個人でサービス提供する場合、これらを全部自分で行わないといけないんですよね…。出来るのか俺?
結論:50代フリーランスが「組織の仕事」に戻る価値。自由を削っても得られたもの
今回は期間限定の業務プロジェクトについてお話しました。私の名前で、私個人で直接仕事を頂くことを目指したフリーランス挑戦でしたが、そう簡単に仕事を受注することは出来ません。しかし、こういったプロジェクトに参加出来れば自身の「スキルを買ってもらう」事が可能です。フリーランスとして仕事を見つけるチャネルは多ければ多いほど安心できますし、1つのプロジェクトの参加から別の仕事に繋がる可能性もありますので、もし皆さんも何かのプロジェクトに参加できる機会があるなら、ぜひ参加してみては如何でしょうか?
因みに、久々にしっかりした(?)仕事をしてみて「独立してからこの2年、自分都合のスケジュールで動いてたんだなぁ」と改めて実感しました。
プロジェクトの期間中は当然、定期的なMtgやクライアント企業への訪問など、礼儀として先方に極力都合を合わせたスケジュールの調整が必要になってきます。サラリーマン時代は「スケジュールが自分の思い通りにならない」のが当然だったものの、独立後の「自分ありき」のスケジュール調整が染み付いてしまった身には、こういったちょっとしたスケジュール調整も若干のストレスになってしまったんです。「あぁこの日ジムに行けないなぁ」みたいな。知らず知らずの内に、贅沢な生活リズムになっていたんですねぇ。

ではまた次回、お元気で。
最近の横文字のビジネス用語、なんか胡散臭く感じるのは私だけ?

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