Google広告の失敗例|18万円で集客ゼロ?50代個人事業主が6万円クーポンの罠で学んだ教訓

Google広告の6万円クーポンに惑わされ、霧の中で燃える紙幣の道に立ち尽くす個人事業主を、Lofi系の淡い色彩で描いた比喩的イラスト
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Google広告の「6万円クーポン」は甘い罠。素人50代が自力で挑んで悟った現実

皆さん草木や魚の違いって見分けられますか?

モミジとかヒマワリとか、鰻とか鮟鱇とか、特徴モリモリの奴らは見分けられますが、特徴のないモブキャラみたいなのだとよっぽど詳しい人じゃない限りそう簡単に見分けられるもんじゃありません。特に樹木なんて基本みんな緑で茶色ですからね。魚だって、手生やしたりしてもっと色や形で個性出して行けば良いのに…。AmazonのCM見てないんでしょうか?

さらにさらに、ヒイラギモクセイがヒイラギじゃなかったり金目鯛が真鯛の親戚じゃなかったり、名前からして他人のふんどしで相撲を取る始末。もはや人類を困惑させるために意図的に紛らわしくしてるとしか思えません。そんな今日この頃、目を疑うようなニュースを見つけました。なんと魚類最大のグループ「スズキ目」から鱸本人が離脱すると言うじゃありませんか。修斗から佐山聡が抜けたみたいなこと?一体、スズキグループにどんな内紛が起こっているのでしょう?こういった事象を鑑みるにもはや、彼らを区別すること自体が人類の驕りなのかもしれませんね。

という事で(どういう事で?)今日は上記の記事でもお知らせしていたGoogle広告を自分で出稿した時のお話です。素人には設定の仕方は勿論用語からして良く分からないウェブ広告。いつもの「まぁなんとかなるだろう」の精神で一人でやってみた結果を、これもいつも通りあるがままお伝えします。結果、餅は餅屋、樹木は植木屋、魚は漁師にお願いすべきと悟りました。

【動機】なぜ「無収入」のフリーランスが、18万円もの大金を広告に投じたのか?

そもそものウェブ広告の目的ですが、これは言わずもがな私のビジネスの宣伝です。以前の記事でお話したように

私は自分のホームページから集客することをメインとして活動したいので、まずはホームページに如何に集客するかが重要です。その為にSNSやブログ記事の公開を行っているのですが、これらで集客するにはSNSやブログに興味を持ってくれる人が居る事が前提です。しかもかなりの人数。となるとこれは努力だけではどうしようもなく、効果を発揮するにはセンスやある程度の期間が必要となります。

そういった問題を解決するのが広告です。お金を払って「自分のビジネスに興味を持って貰えそうな人が集まる所」に広告を出し、強制的に自分の宣伝を行います。こうして多くの人の目に触れることで「興味を持ってくれる人」を出来るだけ手っ取り早く増やす事が出来るんですね。

なのでポイントは如何に「自分のビジネスに興味を持って貰えそうな人が集まる所」を見つけるかです。例えば今どきのBS放送が通販番組や通販のCMばかりなのも、BSの視聴者層が通販会社の顧客ターゲットと重なるからなんですよね。ウェブ広告の場合も同様、如何に私のビジネスの顧客となりうる人達の目に広告が表示されるか、がカギとなります。

Google広告の場合、具体的にはキーワード検索した際に検索結果の上の方に表示される「スポンサー広告」欄に自分の出向した広告が表示されることになります。所謂リスティング広告って奴です。

渡りに船?Google様から届いた「6万円割引」という甘い罠

なにはともあれまずはお金。ウェブ広告にも当然費用がかかります。勿論ウェブ広告を専門に扱っている代行会社も沢山ありますので、予算に余裕の有る方は頼んだ方が安心確実でしょう。しかし私はご存知のように貧乏零細個人事業主。できるだけ低コストで出向したいので自力でやることにしました。

そんな私に救いの手を差し伸べたのが国際的コングロマリットご存知Google。何とちょうど起業した直後のタイミングで「広告出すなら6万円分の広告費用割引してあげるよーん」的なプロモーションが届きました。Googleアカウント開設したからか?Googleビジネスプロフィールやサーチコンソール設定したからか?届いた理由はよく分かりませんが、割引と聞いて乗らない私ではありません。ありがたく利用することにしました。

【設定編】呪文だらけの管理画面。ド素人がAIと手探りで挑んだ「9つの設定項目」

Google広告自体は、ブラウザでGoogleにログオンすると右上に表示される「Googleアプリ」って点の塊から「Google広告」をクリックすればすぐに利用できます。基本的な設定を行った後、広告の核になる(であろう)各種設定に関して、下記のように私は設定しました。素人なりに。

1. キャンペーン:広告を入れる「器」の準備

まずGoogle広告ではキャンペーンと言う名の器を作成します。これが出向する広告の単位になります。

2. 期間:引き際をあらかじめ決めておく

次にこのキャンペーンを行う期間(=広告を出す期間)を設定します。まぁ辞めたくなったらいつでも停止できますから、大まかな期間を決めておけばOKですね。私は大体1回のキャンペーンに付き2ヶ月程度実施しました。

3. 費用:1日いくら積むべき?競合とのバランスに悩む「予算上限」のジレンマ

ちょっとわかりにくいのが費用。Google広告の場合「1回表示される毎にいくら」の従量課金制なのですが、設定自体は「1日に払う金額の上限」を入力する事になります。この金額が高い方がより表示される頻度が上がるって理屈です。

ただここがGoogle広告のややこしい所なのですが、キーワード検索の結果に表示される仕組み上「どのキーワードで検索された時に表示されるか」によって他の広告との競争率が変わってくるんですよね。当然競争の激しいワードで表示させようとすればそれだけお金を掛けなければなりませんし、他の競争相手(広告出稿者)が殆どいないような検索ワードであれば、ごく少額の費用でも(そのワード検索内での)表示される頻度は上げることが出来ます。

なので無闇に沢山お金を払うのではなく、下記で紹介するキーワードとのバランスを考えつつ必要な分だけ課金するようにしましょう。因みに私はケチなので1日数百円から多くても二千円程度の範囲内で調整しました。まぁ対して競合がいないワードでしたので。

4. 曜日と時間:ターゲットの行動時間を狙い撃ち

広告を表示させる曜日や時間を設定できます。私の場合BtoBのビジネスですので、平日の仕事している時間帯に表示させる設定にしました。

5. キーワード:広告の命運を握る「キーワード選定」。10個のワードに込めた素人の期待

これが最大のポイントです。検索結果に表示させる広告なので「どんなワードで検索されたら表示させるか?」が広告の効果を左右します。簡単に言うと、釣り好きの人に見てもらいたいなら釣り好きの人が検索しそうなワードを設定するって理屈です。

プロの代理店ならこのあたりの設定にノウハウが有るのでしょうが、何分ド素人の私にはそのへん皆目検討もつきません。とりあえず(私の業界の)よく出てくるワードと「コンサルタント」「改善」などいかにもなワードで設定しました。数はおおよそ10個程。多すぎても少なすぎても良くないようなので。

6. 地域:博愛主義で日本全国をターゲットに

どの地域に住んでいる人に広告を表示させるか、またはどの地域の人には広告を表示させないかを設定できます。私は博愛主義者なので日本全国全ての人に表示させる設定にしました。勿論飲食店などでは特定の地域のみに絞って表示させたほうが良いのでしょうが。

7. 見出し:AI頼みで作った「それっぽい」キャッチコピー

ここから実際に広告として表示される内容です。まずはWebの画面上に一番大きく表示される見出しから。これもマーケティングの心得のある人ならアイディアも有るのでしょうが、私には全く未知数の分野です。とりあえず尤もらしい見出しを、いつも通りAIに相談しながら作成しました。

8. 説明文:引き続きAIを頼る本文作成

これは見出しの下の所謂本文です。ここも見出し同様AIの助けを借りて作成しました。

9. 構造化スニペット:ハッシュタグ感覚で追加する魔法の言葉

広告本文の下に表示される単語です。SNSで言う所のハッシュタグ的なものって言って良いのかな?その広告の内容がどんなものなのかを単語をいくつか表示させて補足しているんです。これも見様見真似でAIと考えました。

その他設定する項目は山ほどあるのですが、主だった所はこの辺りです。当然いきなりの正解の設定は出来ないので、広告出稿後も日々のGoogle上のレポートを確認しながら、微調整や時には大胆な変更を加えながら最適な設定を探していきます。まるでF1のレースウィーク中のセッティングみたいですね。

【残酷な結果】4回の出稿、合計18万円。問い合わせ「ゼロ」の全データを公開

私は開業して約2ヶ月後から翌年まで(要するに2024年〜2025年)都合4回広告を出しました。

1回目:クーポンで強気な設定。表示65万回、でも問い合わせは「0」

開業して約2ヶ月後、そろそろ本格的に仕事取り始めるぞ!と希望に燃えていた頃です。約2ヶ月間出向しました。

  • 費用:77,000円ほど ※内60,000円はクーポンで無料
  • 表示回数:656,000
  • クリック数:3,731
  • クリック率:0.57%
  • クリック単価:20.7円
  • HPに来た企業からの問合せ:0

初回なんで、出来るだけキーワードも的を大きく、沢山の人の目に触れるイメージで設定しました。まずは様子見って感じですね。

2回目:設定を「尖らせる」も空振り。クリック単価3倍の悲劇

1回目から間を空けず各種設定を変更して2回目を開始しました。これも約2ヶ月間実施です。

  • 費用:37,000円ほど
  • 表示回数:143,000
  • クリック数:593
  • クリック率:0.41%
  • クリック単価:62.6円
  • HPに来た企業からの問合せ:0

1日当たりの費用を下げて、表示させる時間帯も絞ってたので表示回数が減ったのは想定内だったのですが、クリック率まで下がってしまったのは想定外でした。キーワードもちょっと尖った感じにしたのでそのへんも原因かもしれません。

まだこの辺りは開業したてなので、余裕がありますね/笑。

3回目:開業半年、出し続けても見えない光。キーワード変更の限界

そのまま続けて3回目も実施です。今回も約2ヶ月。要するに開業直後に半年間Google広告出し続けたことになります。

  • 費用:39,000円ほど
  • 表示回数:131,000
  • クリック数:608
  • クリック率:0.46%
  • クリック単価:64.0円
  • HPに来た企業からの問合せ:0

2回目とほぼ同様の設定で、キーワードだけちょっと毛色を変えてみたのですが、結果としてはほぼ2回目と同様でした。

ここで一旦クールダウンです。リスティング広告とやらをやっては見たものの、やっぱりそう簡単に結果は出ないと痛感しました。

4回目:今度こそ「結果」を。広告文を3種切り替えた集大成の結末

そしてこの記事執筆現在では最後の広告出稿です。年末(12月)から年明け2月までの2ヶ月間、今回はこの2ヶ月の間に計3種類の広告文(見出し)を切り替えて運用しました。ターゲット(キーワード)もある程度的を絞って細く設定、表示の時間帯なども工夫し、今までの失敗を糧に今回こそは結果を求めての出稿です!さてその結果はと言うと?

  • 費用:15,000円ほど
  • 表示回数:47,658
  • クリック数:221
  • クリック率:0.46%
  • クリック単価:67.5円
  • HPに来た企業からの問合せ:0

あれれ?意気込みの割に今までと対して変わらない結果ですね。と言うか既にお気付きかと思いますが、結局広告出しても一つも契約に結びつかないどころか、問合せすら1件も来ませんでした。

回数期間費用クリック率問合せ
1回目2ヶ月77,000円0.57%0件
2回目2ヶ月37,000円0.41%0件
3回目2ヶ月39,000円0.46%0件
4回目2ヶ月15,000円0.46%0件

これ、広告以前にそもそも商売として私自体に商品価値がないのでは?ってあたりのお話は、下記の記事で…。

まとめ

という事で今回はGoogle広告を自分で運用した記録です。プロの人から見ればKPI(クリック率や表示数)の評価は色々な見方があるのだと思いますが、フリーランスの広告ど素人としては、契約が1つも取れなかった時点で無意味だったと言わざるを得ません。

経験をつめたという意味では無駄ではなかったものの、広告で結果を出したければやはりプロに頼ったほうが良いなと言うのが率直な感想です。勿論結果が出なかった理由が広告ではなく私のサービス自体に魅力が無かった可能性も否定はできませんが(悲しい…)、過去の色んな会社のデータと比較できるネット広告の代理店ならその辺りの検証も出来ますしね。

例えば出来るだけ費用を抑えたいなら、ココナラなどで現役の運用のプロに個人的に依頼するのも一つの手です。

勿論、誰かに依頼する前に自分自身の「リスティング広告の理解度」を上げるという意味では、一度自分でGoogle広告を出してみるのも良いとは思います。ただし、掛ける費用はそこそこで良いと思いますよ。
ではまた次回、お元気で。

今回の感想

無関心は「嫌い」より悲しい

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