「とりあえずホームページがあればいいや。オンライン上の名刺みたいなもんだろうし」
独立当初、私はそんな浅はかな考えで自社のホームページ(HP)を作ろうとしていました。しかし、友人のWebデザイナーに制作を依頼したところ、「CTAは何?」「目的が不明」と正論の連打を食らい、自分の認識の甘さを痛感することになります。
この記事では、50代の起業ど素人がHP制作を通じて思い知った「失敗と教訓」、そしてHPを単なる「箱」ではなく、集客のための「武器」にするために必要な3つの鉄則をお伝えします。
【残念】私が先走って用意し、(一部)ムダになったモノたち
まず、HPを作るにあたって私が事前に用意したものからご紹介します。しかし、これらは後に友人のデザイナーから「先走るな」と指摘される原因になります。
1.ドメインとサーバー
住所(ドメイン)と土地(サーバー)ですね。ビジネス上、できる限り自分オリジナル(社名や屋号など)のものを用意した方が良いでしょう。
ブログを始めるなら国内シェアNo.1のエックスサーバー私はドメインもサーバーも「エックスサーバー」で用意しました。お手頃価格で独自ドメインのメールアカウントも使えます。
2.プロフィール写真
正確に言うと最初は「撮影代をケチって写真無し」でHPを作成したのですが、HP開設後早々に写真を取って載せ直しました。個人の能力を売る「コンサルタント業」なので、「どんな人間か」が伝わる写真は必須だとアドバイスを受けたからです。
そして写真店で撮影して思ったのは、やっぱりプロの撮影技術はすごいということ。カメラマンに「この写真で何を伝えたいか?」を伝えれば、それを踏まえた写真を撮影してくれるんです。こんな私でもそれなりに「仕事の出来そうなコンサル」に見える写真になってるんですよ!
HPに顔写真を載せるなら、プロのカメラマンへの依頼は必須です。
3.ロゴ
これも写真と同様、ケチって無料のロゴ作成サイトで自作しました。しかし結局、このロゴは使いませんでした。理由は後述します。
【そして教訓】
いずれも先走って準備せず、まずは作成依頼する業者(デザイナー)と相談すること。それから「どんなものを、いつまでに用意すれば良いか」を決めましょう。後から「これ無駄だった」とならないように。
持つべきものは友達?HP制作、私はこうして頼んだ
今までの人生でHPの作成依頼なんてしたことがなかった私ですが、幸い友達にフリーランスのWebデザイナーが居たので、彼に頼むことにしました。
作成業者(デザイナー)の探し方
もし私がゼロから業者を探すとしたら、以下の手順を踏むと思います。
- センスの確認: 業者のHPなどで、過去の業務実績から自分に合いそうな所を探す。
- 業務の範囲: 作成するだけなのか、その後のアフターケア(保守)なども頼むのか?
- 値段: 複数の業者に見積もり取得。おおよそのHPの作りやページ数は決めておく。
今どきは「ココナラ」のようなスキルマーケットで、個人のデザイナーさんの実績や評価を見ながら直接探す事も出来ます。
制作の期間と費用
だいぶお友達価格だと思うのであまり参考にはならないかもしれませんが、私はこんな感じでした。
- 作成期間: 事前打ち合わせに2ヶ月、実際の作成作業に1ヶ月程度。
- 作成費用: 修正や軽微なメンテナンスも含め20数万円ほど(ロゴ作成費含む/ドメイン・サーバー代除く)。
業者さえ決まれば、作成自体は依頼者側にお金以外の負担はありません。しかし、いざ打ち合わせに入ると、いつものごとく私の「準備の甘さ」が露呈することになります。
「CTAって何?」HP制作で露呈した、致命的な知識不足
1.自作のロゴは「使えない」と一蹴
事前に自分で作った無料ロゴは、「こんなしょぼいの使えないよ〜」と友人に一蹴されました。
冷静に考えて、企業の顔とも言うべきロゴを、さらに一見さんが見る前提の場所(HP)に載せる訳ですから、かっこ良い悪い以前に「マーケティングやプロモーション的な見地」で考えないといけませんよね。ちょっと甘く考えてました。結局、ロゴの作成も一緒にお願いすることになりました。
2.どんな内容にするのか深く考えていなかった
「別にHPでコンサル訳じゃないし、できるだけかっこよければイイや」ぐらいにしか考えていなかったのですが、作成する側はそんな依頼の仕方では作れません(そりゃそうだ)。
HPで何がしたいのか? 何を訴えたいのか? 私にはこのあたりの解像度が圧倒的に足りていませんでした。
3.事業のサービス説明やセールストークがあやふや
どんな文言や表現の仕方が顧客に刺さるのか? 何も検証していないまま作ろうとしていました。
制作者にどんな文言をHPに載せるか聞かれても、何が正解か私も判らず。自分のビジネスの「提供するサービス内容」や「セールスに関する事」は、マーケティングの観点からもっと良く練っておけばよかったです。

4.「CTA」って何?
CTA(Call To Action)とは、HPの訪問者に促す行動(してもらいたい行動)のこと。商品を売りたいなら「購入ボタン」、来店してもらいたいなら「予約ボタン」など、要するに「HPでやりたい事のゴール」のことです。
私はこの概念をほぼ考えず、ただ「名刺代わりの箱」を作ろうとしていました。本来は、このCTA(ゴール)から逆算して、HPのあらゆる導線や作りを考えるべきなのです。
まぁコンサル業なんで、結果的には「先ずは無料相談・お問い合わせを」と問い合わせフォームへ誘導することをCTAとしましたが、どこかのタイミングで、本当にこれが最善なのか? よく吟味しなければならないでしょう。
「どうせ知り合いに頼むんだし」と色々油断してましたね。こういった準備の甘さが、そのうち大きな失敗に繋がらない様、注意しなければ…。
自腹の20数万円をムダにしないために。HP制作3つの鉄則
1.制作の前に「自分のサービスとマーケティング」を激詰めする
HPはあくまでビジネスの手段です。HPで何を伝えたいのか、HPを見た人に何をしてもらいたいのか(CTA)を、HP作成業者とは別のマーケティングやビジネスの専門家などと深堀りし、まず「自分のビジネスの根幹」を固めておきましょう。
2.業者との入念な打ち合わせ
作成前から作成中、作成後のメンテナンスも含め、こちらのやりたい事やお願いしたい事など、業者との齟齬が出ない様に打ち合わせしましょう。コミュニケーション能力は必須です。
3.開設後も何かと作業が必要
バグ取り的な作業は勿論、ブログ記事の更新や問い合わせへの対応など、HPを運営していく上で継続して行なう作業が存在します。そういった作業を誰がやるのか? どこまでサポートしてくれるのか? 後で想定外のことが起こったらどうするか? こういったことも事前に打ち合わせておきましょう。
結論:ホームページは「ただの名刺」じゃない。私は「武器」を作るべきだった
記事中何度も書いてますが、ホームページとは「マーケティングのツール」です。
なので、ホームページを作成する事よりも、まず「どうマーケティングするか?」「その中でホームページにどんな役割をさせるのか?」を、讃岐うどん位練りに練ってから動き出しましょう!
ではまた次回、お元気で。
持つべきものは友

コメント