ブログを200記事書いても集客ゼロ。企業HPに営業メールを700件打っても反応ゼロ。
鳴らない電話をじっと見つめる「待ちの集客」に限界を感じていた頃、私はAI(Gemini)から「インバウンドセールスは諦めて、決裁者に直接アプローチしろ」とアドバイスを受けました。
プロ野球・西武ライオンズの広池浩司本部長をご存知でしょうか?彼はANAのサラリーマンからテスト入団でプロ野球選手になった苦労人。結局、どんな世界でも彼の様な「自ら道を切り拓く勇気(アウトバウンド)」がある人間しか生き残れないのかもしれません。
そんな、コネもツテもないフリーランスの私が最後の頼みの綱として挑んだのが、LinkedIn(リンクトイン)を使った決裁者へのダイレクトアプローチです。
この記事では、なけなしの月額約1万円(有料プラン)を握りしめ、AIを駆使しながら見知らぬ企業299社にアプローチした「営業の全手順(7ステップ)」と、「リアルな成果(面談獲得数)」を正直に綴ります。
「自分には営業なんて無理…」と諦めかけている同世代のフリーランスの方に、少しでも参考になれば幸いです。

ななぜ今、LinkedInなのか?フリーランスが営業に使うべき最大の理由
そもそも「LinkedIn(リンクトイン)」とは何でしょうか?
- 運営会社はMicrosoftの子会社
- ビジネス特化型のSNS
- 主に転職活動やビジネス上の繋がりを目的に利用されている
- 原則「実名・顔出し」で、所属企業や役職も公開されている
簡単に言えば「Facebookのビジネス特化版」の様なSNSです。
私がこれまで行ってきた「ターゲット企業のHPからのメール営業」では、担当者(決裁者)に繋がるまでが一苦労でした。
しかし、LinkedInであれば、企業名や役職が明らかになっているため、「直接話したい人(決裁者・ターゲット)」へダイレクトにアプローチすることができます。これが、私がセールス活動の主戦場をLinkedInに変えた最大の理由です。


月額約1万円の投資価値は?有料プラン「Sales Navigator」を導入した理由
LinkedInは基本無料でアカウント作成が可能です。しかし、ビジネスの営業目的で不特定多数のターゲットと繋がりたい場合、有料版の導入がマスト(必須)になります。
無料版と有料版の最大の違いは以下の通りです
- DM(ダイレクトメッセージ)の送信数制限がない(※無制限のアプローチが可能)
- 企業名や「役職名(部署)」を指定した詳細なアカウント検索ができる
数日間、無料版で運用してみたのですが、やはり「繋がりたい決裁者にダイレクトに届ける」ためには検索機能とDM機能無制限が不可欠だと痛感しました。
そこで私が契約したのが「Sales Navigator(セールスナビゲーター)」という営業に特化した有料プランです。
料金は月額9,591円(※2026年3月現在)。零細フリーランスにとっては痛い出費ですが、ビジネスにおいて投資判断は最重要項目です。「ここをケチっては何も先に進まない」と思い切って課金しました。
※ちなみに、運営会社がアメリカの法人のためか、有料プランの請求に消費税はかかっていません。会計処理の際はご注意ください
【実践編】AI(Gemini)× LinkedIn営業!決裁者と面談を獲得する7ステップ
では、具体的にLinkedInでどのような営業活動を行っているのか。私が実践している7つの手順を解説します。
ステップ1:アカウント作成(有料プラン課金)
前述の通り、まずは覚悟を決めて「Sales Navigator」を契約します。投資をケチらずに強力な営業ツールを手に入れましょう。
ステップ2:AIを活用した「魅せる」プロフィール設定
繋がり申請が承認されるかどうかは、「自分が相手にとって魅力的に映るか」にかかっています。
自分をアピールするのが苦手な私は、マッチングサイトの登録時と同様、ここでもAI(Gemini)を活用して職務経歴とプロフィールを作成しました。

ステップ3:ターゲット企業の選定(Geminiに丸投げ)
営業をかける企業のリストアップは、すべてAI(Gemini)にお任せ。
週に1回、10〜20社程度をピックアップしてもらいます。自分で企業をWeb検索していた頃に比べると、手間はほぼゼロになりました。
ステップ4:部署と役職で「決裁者」をピンポイント検索
ここからがLinkedInの真骨頂です。
AIがリストアップした企業をLinkedInで検索し、さらに「部署」や「役職」で絞り込みます。これにより、自分のサービスを提案するのに「最適な部署の、最適なポジション(決裁者)」を見つけ出すことができます。
※該当者が見つからない企業は、企業HPからのメール送信に切り替えます
ステップ5:繋がり申請とダイレクトメッセージ(DM)
見つけた決裁者に「繋がり申請」を送ります。Sales Navigatorなら無制限に送信可能です。
申請時には必ずDMを添えます。「怪しい者ではありません」「こんな知見でお役に立てるかもしれません」と、相手にメリットを感じてもらえるような簡潔なメッセージを心がけます。
ステップ6:承認〜面談(商談)への誘導
相手がメリットを感じて申請を承認してくれたら、第一関門突破です。
繋がってしまえば、もう顔見知り。頃合いを見て「一度、Webで情報交換(お話)しませんか?」とDMを送ります。いきなり強引なセールスをすると警戒されるため、距離感は慎重に図ります。
※中には、向こうから「話をしたい」とDMをくれるケースもあります。まぁほぼセールス目的なのですが、そこはお互い様。一期一会の精神で大人の対応を心がけましょう。
ステップ7:「売る」より「信用される」ことを最優先に面談
いざオンライン面談へ。口下手な私は、初回の面談で無理に契約を取ろうとはしません。
まずは「人として信用できるか」「どんな知見を持っているか」を相手に理解してもらうことに全力を注ぎます。LinkedInで繋がっていれば、いつでも再アプローチは可能ですしね。
おまけのテクニック:LinkedInでの「ブログ要約ポスト」の反響
私はダイレクトアプローチだけでなく、LinkedInのタイムラインへの「ポスト投稿」も行っています。内容は、週1回更新するブログ記事の要約です。
これまでX(旧Twitter)でも同じことをしていましたが、実はXよりもLinkedInの方が圧倒的に反応(閲覧数)が良いのです。
同じ情報でも、「ビジネスに前向きな人」が集まる場所で発信した方が、はるかにしっかり伝わります。反応をもらえると、やはり嬉しいものですね。
【リアルな実績公開】アプローチ299社で面談は何件取れたのか?
気になる「LinkedIn営業のリアルな成果」を公開します。
運用開始から半年弱(本記事執筆時点)の数値は以下の通りです。
- アプローチした会社数: 299社
- アプローチした人数: 495人
- 繋がった人数: 117人
- 先方から繋がり申請が来た数: 19人
- 面談(商談)実施数: 9回(うち先方からの面談希望5回)
残念ながら、まだ直接の「成約」には至っていませんが、過去の「700社にメールして反応ゼロ」だったアウトバウンド営業の暗黒時代と比べれば、「117人の決裁者と繋がり、数件の商談が生まれている」という事実は、信じられないほどの進歩です。
今後は、繋がった方々へより積極的に面談を申し込んでいく予定です。
まとめ:コネなし50代こそ、LinkedInで決裁者にダイレクトアプローチしよう
コネもツテも、立派な肩書もないフリーランスにとって、「決裁者とダイレクトに繋がれる機会」は喉から手が出るほど欲しいはず。
そんな「持たざる者」でも、少しの投資と工夫(AIの活用)次第で、決裁者との接点を持てるLinkedIn。本気で現状を変えたいフリーランスの方には、強くおすすめできる営業手法です。
ではまた次回、お元気で。
仕事に対して意識高い人って、こういう所に生息しているのね

コメント